シャープマニファクチャリングシステムは、FA用画像処理ソフトウェア「IV-S70」シリーズを発表した。
シャープマニファクチャリングシステムは2016年3月、FA用画像処理ソフトウェア「IV-S70」シリーズを発表した。生産ラインの外観検査など向けで、同ソフトウェアを用いることで、画像処理システムの導入費用が最大5分の1に低減するという。
IV-S70シリーズは、工場の生産ラインでカメラ画像から自動的に対象物の位置決め/外観検査/各種計測などを行うソフトウェアとなる。2014年に発売された、同社の筐体型モデル「IV-S300」シリーズの高速画像処理技術をベースに開発している。
USB3.0 Visionカメラに対応する他、Intel製CPU搭載PCで動作が可能。これら市販のハードウェアと組み合わせることで、さまざまな画像処理システムを構築できる。また、最大200品種が設定可能で、画像メモリは30万画素モノクロ時で871画像、登録可能モジュール数は128モジュール/品種となっている。
ラインアップは、IV-S300Mの全モジュールに対応した「IV-S72J」、IV-S72Jから文字検査モジュールを除いた「IV-S71J」、IV-S71JからSFサーチIII他のモジュールを除いた「IV-S70J」の3種。希望価格はそれぞれ、10万円、7万円、5万円(いずれも税別)となる。発売は2016年6月の予定で、同年4月に検証用の試用版「IV-S72JF」を配布するという。
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