リンクスは、Baslerのエリアセンサーカメラ「ace/dart/pulse」シリーズの量産開始を発表。3シリーズともコストパフォーマンスに優れ、CCDカメラからCMOSカメラへの置換に最適なモデルとなっている。
リンクスは2016年1月29日、Baslerのエリアセンサーカメラ「ace/dart/pulse」シリーズが量産を開始したと発表した。3シリーズともコストパフォーマンスに優れ、CCDカメラからCMOSカメラへの置換に最適なモデルとなっている。
aceシリーズは、ON Semiconductor製PYTHONセンサーを搭載。カメラからのデータ転送時間を限りなく短くする「Zero Row Overhead Time mode」により、USB3インタフェースにおいてVGAで751fps、5MPで60fpsと、従来のCMOSセンサーのスペックを大きく上回った。
GigEインタフェースにおいても、VGAで376fps、5MPで21fpsが可能に。かつ、全機種グローバルシャッター対応で、従来CameraLinkインタフェースでしか対応できなかったアプリケーションにも幅広く利用できるようになった。
さらに、ON Semiconductor独自の技術であるIn-pixel Correlated Double Sampling(ipCDS)により、ダークノイズやパターンノイズを抑えた高い画質が得られる。
コンパクトなdart/pulseシリーズは、ピクセルサイズ4.5μm、センサーサイズ1/1.8"インチと、従来CCD(2MP)とほぼ同等の仕様を有するe2v製EV76C570センサーを搭載。同センサーは2MPで60fpsと高速で、移動体の撮像も可能なグローバルシャッターに対応している。
例えば、dartシリーズはドローンなど飛行体への搭載が、pulseシリーズは、医療分野や交通監視(ITS)などへの適用が可能だ。
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