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製品ライフサイクル全般にわたり運用コスト低減に貢献する電磁流量計横河電機 ADMAG Total Insight

横河電機は、電磁流量計の新シリーズ「ADMAG Total Insight」を発売。ラインアップは、口径500mm以下の「ADMAG AXG」と同25〜1800mmの「ADMAG AXW」の2種をそろえた。

» 2017年06月05日 15時00分 公開

 横河電機は2017年5月、電磁流量計の新シリーズ「ADMAG(アドマグ) Total Insight」を発売した。ラインアップは、口径500mm以下の「ADMAG AXG」と同25〜1800mmの「ADMAG AXW」の2種をそろえた。導入コストの最適化、保守コストの削減、機器の最大活用を可能にする。


「ADMAG Total Insight」シリーズ。左から一体形、分離形変換器、分離形検出器 「ADMAG Total Insight」シリーズ。左から一体形、分離形変換器、分離形検出器

 ADMAG AXGは、化学薬品、スラリー、食品、飲料など、高精度で高耐食性が求められる用途に適している。接液ライニング材質は、セラミックスやフッ素樹脂PFAを選択可能。ADMAG AXWは、水および水ベースの流体を中心とする汎用用途に適し、接液ライニング材質は、フッ素樹脂PTFEや天然硬質ゴムなどが選択できる。

 出荷時のパラメータの指定値設定が可能で、現場でも変換器の表示画面から対話形式で設定を変更できる。流量計の状態を示すアラーム機能は、各アラーム音を警告や警報として取り扱うかどうか個別に設定。アラーム発生時の出力信号も、パルス信号、アナログ信号それぞれで個別に設定可能だ。さらにデータロギング機能により、4種類の異なる出力信号を同時に記録できる。

 他に、自ら磁気回路や励磁回路、演算回路、アラーム履歴などのチェックを行い、運転中でも機器の健全性を診断する「健全性診断機能」を搭載。流体の気泡混入や導電率低下などの異常を検知した場合には、アラーム発報の接点信号を出力させプロセスの異常を検出する「アプリケーション診断機能」も装備した。


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