ADLINK Technologyは、1日24時間のオンライン連続監視と故障予測に対応するCMS(回転機械の状態監視システム)用スタータキットを発表した。4チャンネルのDSAモジュール、機械状態監視アプリケーション、加速度計、磁気マウント式接続ケーブルを一括して提供する。
ADLINK Technologyは2017年3月、1日24時間のオンライン連続監視と故障予測に対応する、回転機械の状態監視用スタータキットを発表した。4チャンネルのDSAモジュール、機械状態監視アプリケーション、加速度計、磁気マウント式接続ケーブルを一括して提供する。
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
同キットは、4チャンネル/24ビットのDSAモジュール「USB-2405」を搭載し、振動/音響アプリケーションのマイクや加速器において効率的な測定を可能にした。信号調整器を追加しなくても、4チャンネルそれぞれに2mAのIEPE励起電流を発生させることができる。また、アンチエイリアシング・フィルター機能を装備し、カットオフ周波数をサンプリングレートに自動調整して帯域外ノイズを抑制する。
他に、Phoenix GM Lite Microsoft Windowsに対応した機械状態監視アプリケーションを搭載。回転機械を監視/分析して全帯域幅と環境データを計算するほか、測定値が設定したアラームや環境パラメーターを超えた場合に警告を発生させる。
しきい値設定は、ユーザー定義もしくはISO 10816マシン振動基準から選択できる。磁気マウント式加速度計は、周波数0.5〜10kHz/振幅最大50Gに対応。マグネットで測定デバイスに装着が可能で、測定点を容易に変更できる。
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。