インフォコーパスは、同社のIoTプラットフォームにAIを搭載した新サービス「SensorCorpus AI」を提供すると発表した。
インフォコーパスは2017年3月、同社のIoT(モノのインターネット)プラットフォームにAIを搭載した新サービス「SensorCorpus AI(センサーコーパス エーアイ)」を提供すると発表した。実証企業を同年4月から募集し、第2四半期にサービス提供を開始する予定だ。
新サービスは、同社のIoTプラットフォームである「SensorCorpus」のクラウド側もしくはエッジ側にディープラーニングエンジンを組み込んで、そこで学習した結果を利用できるようにしたもの。これまではモデル化しにくかったIoTシステム全体の最適化が自動で可能になる。
具体的には、一般的なフィードバック/フィードフォワード制御でモデル化ができない機器をディープラーニングの学習結果から最適に制御する。また、複数の機器から取得した情報を分析し、その結果に基づいてSensorCorpusと制御機器のパラメータを調整することで、機器が持つ性能をより効果的に発揮させる。
ディープラーニングによって得られた最適なパラメータは、ERPシステムや資産管理システム、他のAIエンジンなどで再利用することも可能だ。
同社では新サービスによって、工場やメンテナンスサービスにおける設備の予防保全や、機器の自動制御/利用効率向上といった課題を、ユーザー企業と共に解決していくという。
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