ミマキエンジニアリングが、開発中であった「1000万色フルカラー3Dプリンタ」の2017年販売を発表。高精細はもちろん、Japan colorを約90%カバーするなど色の再現性や彩度に注力し、写真的な表現も可能な3Dプリンタとして訴求する。
ミマキエンジニアリングが店舗総合見本市「JAPAN SHOP」に、開発中の“1000万色フルカラー3Dプリンタ”「3DUJ-P」(仮称)を参考展示した。2017年内に販売を開始する予定で、価格は1500万〜2000万円程度の見込み。
単純に立体物を作り出すのみにとどまらず、商業印刷を手掛ける企業ならではの特徴としてオフセット印刷の色標準であるJapan colorを約90%カバーするなど、色の再現性や彩度にも注力した。立体看板(サイングラフィック)や産業分野における3Dモックアップ、建築模型といった分野への導入を狙う。
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