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人工砂を原料とするマテリアルで鋳型を3Dプリント、高温溶融金属の鋳造が可能JBサービス/AGCセラミックス Brightorb

JBサービスはAGCセラミックスと業務提携し、鋳型材料「Brightorb」を用いて造形できる3Dプリンタの販売およびメンテナンス業務を行うと発表した。

» 2017年03月16日 07時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]
AGCセラミックスと小松鋳型製作所が開発した3Dプリンタ造形用の鋳型材料「Brightorb」 AGCセラミックスと小松鋳型製作所が開発した3Dプリンタ造形用の鋳型材料「Brightorb」

 JBCCホールディングスの事業会社であるJBサービスは2017年3月8日、AGCセラミックスと業務提携し、鋳型材料「Brightorb(ブライトーブ)」を用いて造形できる3Dプリンタの販売およびメンテナンス業務を行うと発表した。

 Brightorbは、AGC旭硝子のグループ会社であるAGCセラミックスと小松鋳型製作所が共同開発した3Dプリンタ造形用の鋳型材料である。AGCセラミックス独自の人工砂を原料とし、これまで3Dプリンタでは実現困難だった1600℃を超える高温の溶融金属を精密に鋳造できる。高い寸法精度と造形強度を実現し、ステンレス鋼や鋳鋼などの高温溶融金属を鋳造できる鋳型材料として、産業用途で幅広く使用可能だという。また、再生可能なAGCセラミックスの人工砂を原料としているため、廃棄物削減にも貢献できるとする。


工期短縮/製造コスト削減――鋳型製造の救世主となるか?

 以下に、Brightorbを用いて3Dプリントされた鋳型のサンプルを示す。

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