コントローラーメーカーにとって、オープン化に向けた決断がどれだけ苦労を要するか、そしてその浸透を積極的に行う難しさは理解いただけたと思う。では、なぜオープン化が求められるのか、FA機器のユーザーである製造現場からするとどんなメリットがオープン化によって得られるのかを見てみたい。
- IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
IoT、インダストリー4.0がこれほどまでに盛り上がり続けるのは、その将来像への賛同だけではなく「現時点で材料となる技術はそろっていて、決して夢物語ではない」と多くの人が感じているためである。日本のモノづくりは改善を重ねることで着実に世界をリードしてきたが、第4次産業革命で求められる非線形なモノづくりの進化をリードしていくためには、「製造現場のガラパゴス化」を解消することが急務だ。本連載では、日本のみならず世界的に盛り上がりを見せるIIoTの技術で製造業はどう変化していくのか、日本の製造業がその変化に追従していくためのボトルネックとなる国内製造業のガラパゴス化について解説する。
- 屋内稼働する作業車の位置や稼働状況をリアルタイムで見える化するシステム
電通国際情報サービス(ISID)、ローム、ラピスセミコンダクタの3社は、共同開発を進めているIoTインフラ「SynapSensor」を用いて、屋内稼働する作業車の位置/稼働状況などをリアルタイムで“見える化”するシステムのプロトタイプを開発したことを発表した。
- ベテラン技術者の耳で判断していた異音を検知! 異音の見える化ソリューション
NTTデータは、IoT技術を用いて設備機器の稼働音を可視化することで、異常検知/予防保全を支援する「異音検知ソリューション」の提供を2016年11月から開始する。
- 屋内の人・モノの位置情報を活用し業務効率改善を支援するソリューション
ACCESSは、業務用途に特化した屋内の位置情報取得ソリューション「ACCESS Beacon Framework(ABF) for Location」の提供開始を発表した。
- 工場のIoT活用を支援するネットワーク基盤を構築、工場外からのデータ活用も
ネットワンシステムズは、三菱重工エンジン&ターボチャージャの相模原地区第三工場において、IoT活用を可能にするネットワーク基盤を構築した。
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