日本精工は、従来品より寿命を延ばし、耐荷重を高めたNSK高負荷駆動用ボールねじ「S-HTF」シリーズを発表した。
日本精工は2016年10月、従来品より寿命を延ばし、耐荷重を高めたNSK高負荷駆動用ボールねじ「S-HTF」シリーズを発表した。販売開始は2017年1月からで、2020年に10億円の売り上げを目指す。
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S-HTFシリーズは、電動射出成形機やサーボプレス機に適した高負荷駆動用ボールねじ。同社独自のTF(タフ)処理技術を採用することで、従来品より寿命が2.2倍、耐荷重が1.3倍(最大1.8倍)以上に向上した。
近年、プラスチック製品は自動車向けの大型部品から日用品、電子小型部品までサイズや形状などが多様化しており、電動射出成形機の生産性向上や成形部品の多様化への対応が求められているという。生産性向上にはハイサイクル化に伴うボールねじの長寿命化が、また、成型部品の多様化には成形機の推力/スピードアップのため耐荷重性向上のニーズがあり、これらのニーズに対応するため、同シリーズが開発された。
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