インテル・プレスセミナー
データ中心のコンピューティング新時代においてIntelが強みを発揮できる理由(2/2 ページ)
「データセンター」における3つの進化
一方、データセンター自体も、データ中心の時代に伴い進化が求められる。具体的には、「より高速な移動」を実現し、「より多くを保存」でき、「あらゆるものを処理」可能なインフラとして機能することが重要となる。この3つ進化の方向性に対して、インテルはデータセンターテクノロジーを展開する。
まず、「より高速な移動」については、データセンター内におけるデータトラフィック量の急増に対応するため、HPC向けに設計された「Omni-Pathファブリック」、FPGA(Arria 10)ベースのイーサネットカード「SmartNIC」、高速光接続技術「シリコンフォトニクス」といった製品、技術ポートフォリオを備える。
「より多くを保存」に対して、インテルは「データセンターが新しい時代に突入する中、メモリ/ストレージの階層を再定義しようと考えている」(土岐氏)という。具体的には、メモリとストレージの間に3D-Xpoint技術を用いた不揮発性メモリ「Optane DC パーシステントメモリ」を追加。DRAMと比較して大容量のメモリ空間を利用でき、大きな差別化を生み出すという。
「例えば、Spark SQL DSの場合、データ量2.6TB(テラバイト)規模で、DRAMと比較すると8倍のパフォーマンス向上が図れる。Apache Cassandraでは読み込みトランザクションで9倍の性能、1システム当たりのユーザー数も11倍に増やすことができた。そして、何より大きいのがパーシステントにより、起動時間が分単位から秒単位へと大きく向上した点だ」(土岐氏)
「あらゆるものを処理」に関して、インテルは「Xeon」プロセッサ、FPGA、ニューラルネットワークプロセッサといったポートフォリオを展開。土岐氏はXeonにフォーカスし、次のように説明した。「Xeonが誕生してから20周年を迎える。その間、2ソケット対応、仮想化、暗号化、DB強化、最近ではAI向けの拡張などを行ってきた。中でもAI向けに再設計した『Xeonスケーラブルプロセッサ』は高いパフォーマンスと柔軟性を発揮し、ソフトウェア最適化を図ることで、推論スループットを大幅に向上。現在多くのユーザーが採用している」(土岐氏)
そして、次世代のXeonスケーラブルプロセッサ「Cascade Lake」についても紹介。Optane DC パーシステントメモリと併せて活用することで、「さらなるパフォーマンス向上、パーシステントメモリの活用、キャッシュの最適化、セキュリティ向上、周波数アップ、最適化されたフレームワークおよびライブラリの整備といったさまざまなメリットが享受できる」(土岐氏)。さらにCascade Lakeは、AIのための拡張をさらに推し進めており、「Deep Learning Boost」技術により、Skylake-SP世代と比較して推論性能が約11倍向上するとしている。
このようにインテルは、今後大きなビジネス機会が期待されるデータ中心の市場に対し、データセンターテクノロジーとして広範な技術、製品ポートフォリオを展開しており、“これらを組み合わせて提供できる強み”を生かし、データセンター事業のより一層の強化を図りたい考えだ。
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