AppleによるImaginationへのIP利用停止宣言は、1981年に産声を上げた「MIPSアーキテクチャ」の終わりを告げるものとなる可能性を秘めている。MIPSの歴史をひもときながら、その行く末を考察する。
2017年4月にAppleがImagination Technologiesに対して通告したIP利用中止の余波を受け、翌月にImagination Technologiesは同社の傘下にあったMIPS部門などの切り離しを決定するものの、それだけでは生き残れないと判断したのか、6月には全社売却の決断をしたと報じられている(Imaginationが身売りへ、Appleの取引停止宣告余波)。
折りしもAZCAの石井正純氏による記事(MIPSコンピュータをめぐる栄枯盛衰 )が掲載されていることもあるので、Imagination Technologies全体の話はまた別にして、今回はそのMIPSについて触れてみたい。
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