再度の独立を果たしたMIPS Technologiesは、プロセッサそのものを売るかつてのビジネスから、プロセッサのIPを売るというARMと同じビジネスモデルに切り替える。幸いにして、既に多くのワークステーションやマイクロコントローラーのベンダーが同社プロセッサベースの製品を世の中に送り出していたから、これらとソフトウェア互換性のあるプロセッサのIPを送り出せば、市場には受け入れられた。
特に、当初同社がリリースした「MIPS32 4Kシリーズ」は180nmプロセスでエリアサイズ2.5平方mm、ほぼR3000と同程度の性能を実現しており、ちょっと複雑な組み込み系プロセッサなどに最適だったのである。
WannaCryがあぶり出した「XP」との長くなる付き合い
本気で「AIマーケット」を狙う半導体ベンダー
群雄割拠のLPWA、2016年度は「種まき」のタイムリミット
インターシル買収完了、後戻りできなくなったルネサス
Siemensが目指す「エコシステム」の構築Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。