IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(9)

ソフトウェア品質向上のキモは「行動」にあり(1/5 ページ)

製品とともに行動してこそ品質は変わる。行動することで、品質は製品の「おもてなし」になり、「究極の品質」でもてなすことができる。

品質は心でなく行動で勝ち取る

 子どもの頃、物事を行う前に最初によく考えなさいと言われた。急がば回れで、PDCAサイクルのように、最初のPでよく考えて計画を立てて実行するのが美徳とされた。品質活動において、それは間違いである。どんなに優れた品質向上の計画を考えたとしても実行しなければ、絵にかいた餅である。つまり品質活動は計画偏重で行動がともなわず、計画倒れになりがちである。

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品質はコツコツ行動

 品質はコツコツ行動で少しずつ向上させる。品質が急に下落することはあったとしても、急に向上するのはまれである。まるで株やFXのコツコツドカン(*)である。この理由を見ていこう。

(*)コツコツドカン 株やFXの取引で、何回かコツコツ稼いでいても、たった1回のドカンとした損で、トータル負けになること。これは取引でお金が少ないと起こる。

図1 品質はコツコツドカン 図1 品質はコツコツドカン
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IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質

組み込みソフトウェアにおける「品質」とは、一体、何者であろうか。多用されている言葉であるがその実態はようとしてしれない。この連載ではIoT時代の組み込み系ソフトウェアの品質」をテーマに開発現場の目線で見ていく。出演者は情報系に籍を置く大学1年生の紅美 香美(くみ こうみ)と品質 寛容(しなしち ひろい)。

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この記事の著者

五味弘
五味弘

OKI(沖電気工業) シニアスペシャリスト、エバンジェリスト。博士(工学)。 ソフトウエアの開発支援・教育に従事。電子情報振興協会(JEITA)専門委員会の委員長や情報処理振興機構(IPA/SEC)などの委員多数。三重大学などの非常勤講師も務める。エンタープライズ系と組み込み系におけるソフトウエア開発の知見融合が関心事。 共著書に『定量的品質予測のススメ』(オーム社、2008年)、『プログラミング言語論』(コロナ社、2008年)などがある。

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