IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト(6)

ソフトウェアテストの試練(前編)―IoTとAI、ビッグデータの試練を乗り越える開発(1/4 ページ)

IoTやAI、ビッグデータのソフトウェアテストにどんな試練と障壁が待ち受けていて、その壁は登り越えられるのか。今回から新時代のソフトウェアテストの試練について見ていく。まずはテストに深く関係する「ソフトウェア開発」について振り返る。

 前回まではソフトウェアテストの定義から分類までを紹介してきたが、その中で新時代の開発もかいつまんで紹介してきた。そこで今回はソフトウェア開発の暗黒面を中心に見ていくことにする。

従来のソフトウェア開発に横たわる障壁

 新時代のソフトウェア開発を見ていく前に、従来のソフトウェア開発として、ウオーターフォール型ソフトウェア開発とアジャイルソフトウェア開発を振り返ることにする。

ウオーターフォール型ソフトウェア開発の真実

 ウオーターフォールとは落水(滝)のことであり、これは水は高き所(上流)から低き所(下流)へ一方向のみに流れるのが自然の摂理であり、ソフトウェア開発も上流から下流へ逆戻りせずに一方向に流れることを表している。

 このウオーターフォールでは企画・戦略の超上流から要求分析、設計の上流を経由して、製造、試験の下流へ流れて、運用の大海に流れ込む。決して、製造が終わってから、新たな要求が出ることはない。鯉のような滝登りはしない。図1にウオーターフォール型ソフトウェア開発プロセスの概要を示す。

図1. ウオーターフォール型ソフトウェア開発プロセス 図1. ウオーターフォール型ソフトウェア開発プロセス

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IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト

言うまでもなくソフトウェアテストは重要だが、IoTやAIなどの新しい概念によってソフトウェア自体の在り方が変わりつつある中、旧来からのテストを踏襲するだけでは成果は得られない。新時代のソフトウェアテストについて、考察する。

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この記事の著者

五味弘
五味弘

OKI(沖電気工業) シニアスペシャリスト、エバンジェリスト。博士(工学)。 ソフトウエアの開発支援・教育に従事。電子情報振興協会(JEITA)専門委員会の委員長や情報処理振興機構(IPA/SEC)などの委員多数。三重大学などの非常勤講師も務める。エンタープライズ系と組み込み系におけるソフトウエア開発の知見融合が関心事。 共著書に『定量的品質予測のススメ』(オーム社、2008年)、『プログラミング言語論』(コロナ社、2008年)などがある。

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