IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(7)

ソフトウェア品質は規則やテストではなく「ヒト」が作る(1/5 ページ)

品質はヒトが制御する。機械でも人工知能でも神様でもなく、ヒトが品質を制御し、品質を作る。今回は視点を変えて、ヒトを中心に品質を見ていくことにする。どんなに立派な品質活動でもヒトが継続的に実施しなければ、いずれ絶えてなくなるからである。

ヒトが品質を作る

 ヒトが品質を向上させるのは原始的な欲求である。生活を便利にしたい。生活を効率良くしたい。生活を楽しくしたい。これらは人間が持つ根源的な生きる動機であり、その動機が糧となり、生きる原動力になる。ヒトが品質向上の活動をするのも同じである。

規則やテストで品質は向上しない

 品質を作り込むために、品質計測から品質制御、品質管理までの作業が会社の規則で事細かに決まっている。テストも同様に細かな規則が用意されていて、それに沿ってテストをする。これが実際の開発現場で行われている現実である。しかし、規則で品質は作れない。

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IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質

組み込みソフトウェアにおける「品質」とは、一体、何者であろうか。多用されている言葉であるがその実態はようとしてしれない。この連載ではIoT時代の組み込み系ソフトウェアの品質」をテーマに開発現場の目線で見ていく。出演者は情報系に籍を置く大学1年生の紅美 香美(くみ こうみ)と品質 寛容(しなしち ひろい)。

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この記事の著者

五味弘
五味弘

OKI(沖電気工業) シニアスペシャリスト、エバンジェリスト。博士(工学)。 ソフトウエアの開発支援・教育に従事。電子情報振興協会(JEITA)専門委員会の委員長や情報処理振興機構(IPA/SEC)などの委員多数。三重大学などの非常勤講師も務める。エンタープライズ系と組み込み系におけるソフトウエア開発の知見融合が関心事。 共著書に『定量的品質予測のススメ』(オーム社、2008年)、『プログラミング言語論』(コロナ社、2008年)などがある。

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