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» 2018年09月10日 09時00分 公開

組み込みエンジニアの現場力養成ドリル(8):野球「マジック」点灯のバグ(その1:問題編) (1/5)

終盤を迎えたプロ野球、「マジック」が気になるところ。複雑な印象があるマジック算出を例に、誰かがマジック計算ソフトを開発したとして、そのソフトをテストするためのテストケースを設計してもらいます。

[山浦恒央 東海大学 大学院 組込み技術研究科 非常勤講師(工学博士),TechFactory]

はじめに

 プロ野球はリーグ戦の終盤を迎え、優勝の行方にファンが注目しています。優勝の目安を示したのがマジックです(*1)

 (*1)ソフトウェア業界ではソースコードに直接、定数をコーディングした場合、この定数をマジック・ナンバーと言うことがあります(例えば、消費税率を入れた価格を計算するため、 「sales_price=price*1.08」と書く場合の「1.08」)。今回のマジック・ナンバーは、リーグ戦を行う競技において優勝する際の目安となる数値です。

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 マジック・ナンバー(通称:マジック)は通常、点灯したチームが1勝あるいは対象チームが1敗すると1つ減ります(*2)。点灯チームが対象チームとの直接対決で勝つと2つ減り、マジックがゼロになったら優勝です。

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