ニュース
「MindSphere」や「SIMATIC」の活用事例を紹介するIoTショールームを開設:アイデン/シーメンス
自社工場に、Siemensが提供するIoTオペレーティングシステム「MindSphere」と、プログラマブルコントローラー「SIMATIC」を導入し、生産性向上とエネルギー利用効率化に取り組むアイデンは、これらの実稼働状況を体験できるIoTショールームを開設した。
自社工場の生産性向上とエネルギー利用効率化を目的に、Siemens(シーメンス)が提供するIoTオペレーティングシステム「MindSphere」と、プログラマブルコントローラー「SIMATIC」を導入し、工場の見える化とコントロールを実現するアイデン(石川県金沢市)は、これらの実稼働状況を体験できるIoTショールームを開設した。
制御盤の設計および製造を手掛けるアイデンは、自社工場にMindSphereとSIMATICを導入し、現場情報のエッジ処理からクラウド分析までを行う環境を構築。既に工場内のアクセス権限、電力制御、収集、データロギングなどで成果を挙げつつあり、現在、制御盤組み立てロボットや加工機、作業員の稼働状態監視、工場の状態監視および制御の取り組みに関しても推進中だとする。
◎工場・製造業の課題解決に向けたIoT活用事例:
» トヨタ元町工場がIoT活用で無人搬送車の復旧作業工数を50%削減
» IoT活用で多品種少量生産工場における作業進捗見える化と作業改善を支援
» IoT活用で経営情報から製造現場の状況までのKPIを可視化する経営ダッシュボード
IoTを活用したシステム提案・構築による事業拡大を目指すアイデン
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 包括的なアプローチで製造業のデジタル化を推進するシーメンス
シーメンスがデジタル事業を強化する背景とそのビジネス戦略、そして同社のデジタルプロダクト/サービスの方向性について、シーメンス 代表取締役社長兼CEOの藤田研一氏が語った。 - 製造業が変わらなければならない「理由」とスマート工場の実現に必要な「視点」
IoTは、スマート工場を実現する上で欠かせない要素の1つである。しかし、単に無数のデータをかき集め、それらを見える化するだけではスマート工場の実現どころか、IoTの真の価値を引き出しているとは言い切れない。意味のあるデータを集め、必要な時に、必要な人に、必要な場所に価値ある情報を提供することが、製造業におけるIoT活用の第一歩だ。マツダやGMに自動車部品などを供給するティア1サプライヤーのヒロテックの取り組みを交え、スマート工場を実現する意義や実際の進め方などを詳しく紹介する。 - オムロンが示す「産業用ロボットの未来」――人との新たな協調、設備との協調へ
オムロンは、「システムコントロールフェア(SCF)2017」(会期:2017年11月29日〜12月1日)の出展社セミナーにおいて、「オムロンが考えるロボット活用によるモノづくり革新」と題し、ここ数年間注力してきたロボット事業をメインに、同社の独自性やロボット活用の進化について語った。 - GEから学べ! 次世代製造業の実現に向けたデジタル変革“3つの挑戦”
デジタルへの投資を強化し、自らを「デジタル・インダストリアル・カンパニー」と位置付けるGE。コングロマリットとしてのかつてのGEから脱却を図り、「選択と集中」に取り組み、デジタル変革の道を突き進む理由とは何か。そして、デジタル・インダストリアル・カンパニーへと生まれ変わるために必要な3つの原動力とは? GEジャパン 代表取締役社長兼CEOの熊谷昭彦氏が語った。 - スマート工場の実現を目指す国内製造業の要求に「シフトレフト」で応えるHPE
IoTの活用により、取り扱うデータ量は爆発的に増えていく。これらを全てクラウドに転送するのは非現実的であり、多くの製造業が大切データをクラウドで処理することを望んでいない。こうした課題を解決するアプローチが、早期分析/制御の処理をエッジ側で実行する“シフトレフト”の考え方である。