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» 2018年09月20日 12時00分 公開

動作速度が最大18%向上:安川電機、アーク溶接ロボットの新製品「MOTOMAN-AR1440E」を発売

安川電機は、アーク溶接ロボット「AR」シリーズの新製品として、可搬質量6kg、最大リーチ1440mmの7軸アーク溶接ロボット「MOTOMAN-AR1440E」を発売した。

[提供:MONOist編集部,TechFactory]

 安川電機は2018年9月3日、アーク溶接ロボット「AR」シリーズの新製品として、可搬質量6kg、最大リーチ1440mmの7軸アーク溶接ロボット「MOTOMAN-AR1440E」を発売した。新型ロボットコントローラー「YRC1000」と合わせて使用することで、ロボットのパフォーマンスを最大限に引き出せる。


 MOTOMAN-AR1440Eは、7軸制御によるアームの回り込み姿勢により、最適な溶接トーチ姿勢を維持したまま溶接できる。同社の従来機種と比較して、各軸の動作速度が最大18%向上した。また、ロボット手首軸を短くし、基本軸の移動量を最適化することでタクトタイムを短縮。新たな軌跡制御を採用して、従来機種より軌跡誤差を80%減少した。テスト運転、プレイバック時も動作速度変化によらず同じ軌跡で動作する。

「MOTOMAN-AR1440E」と「YRC1000」コントローラー 出典:安川電機 「MOTOMAN-AR1440E」と「YRC1000」コントローラー 出典:安川電機

 スリムアームの採用により、周辺設備への干渉を低減。小型躯体ながら広い動作範囲を確保している。中空アームにより、トーチケーブルをアーム内に収納可能だ。従来機種では3kgだった可搬質量を6kgに強化し、各種センサーなどを搭載できる。

 アーム形状は、溶接時に飛散するスパッタや粉じんなどの堆積を少なくする、丸みを帯びた耐環境デザインを採用。手首軸はIP67を標準採用する他、スパッタなどの異物浸入対策を強化。従来機種と比較して外乱に強い構造にした。

 ロボットとコントローラー間をケーブル1本で接続しており、設備立ち上げ時間を短縮し、配線の少ない設備を構築できる。マニピュレータ内部の通信線の断線や各軸サーボモーターのエンコーダー異常が発生した際には、プログラミングペンダント上に異常アラームを表示。通信線の断線時の仮復旧や仮配線を行えるマルチポートを各部位に配置した。

 同製品と、溶接トーチの角度変化に応じて溶接波形を自動調整する「シンクロウェルディング機能」を搭載した溶接電源「MOTOWELD-X350」を組み合わせることで、トーチの角度変化に伴う溶接条件調整の時間を短縮し、スパッタ発生を抑える。さらに、MOTOWELD-X350とオプションの交流ユニットを使用すれば、薄板に有効な交流溶接ができる。


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