パナソニックは、高速電力線通信方式「HD-PLC」に対応した産業用機器組み込み型PLC(Power Line Communication)デバイスの開発製造受託を開始すると発表した。
パナソニックは2018年7月27日、高速電力線通信方式「HD-PLC」に対応した産業用機器組み込み型PLC(Power Line Communication)デバイスの開発製造受託を、同年8月から開始すると発表した。同時に、顧客による評価や先行導入に応じるため、マルチホップ機能を搭載した汎用(はんよう)PLCアダプター「DA-PU100」シリーズ4モデルの販売も開始するという。
HD-PLCは、既存の電力線を用いた通信技術であるため、新規に通信ケーブルを敷設する必要がなく、有線による安定した通信環境を実現できる。そのため、工場など無線による通信に障害がある環境での代替手段として期待が寄せられている。
パナソニックが開発したHD-PLC通信対応のPLCデバイスを、産業用機器などに組み込むことにより、既設の電力線を活用した通信ネットワークの構築が可能となる。
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