労働力不足や人件費高騰などを背景とした自動化ニーズに後押しされ、産業用ロボット市場は、2025年には2017年の約3倍、3兆3140億円市場にまで成長する。富士経済が産業用ロボットの市場調査資料を発表した。
産業用ロボットの需要は自動化ニーズの高まりを受け、2025年には2017年の約3倍、3兆3140億円市場にまで成長する――。富士経済が産業用ロボットの市場を調査した「2018 ワールドワイドロボット関連市場の現状と将来展望 No.1 FAロボット市場編」を発表した。
調査によれば2017年の産業用ロボット市場は労働力不足や人件費高騰などを背景とした自動化ニーズに後押しされ、2016年比23.7%増の1兆821億円に伸びている。2018年もこうした傾向は変わらぬ上、バラ積みピッキングや検査工程などの自動化も進むとみられており、引き続きの市場拡大が期待される。
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