STマイクロエレクトロニクスがLPWA向けサービス事業を行うSigfoxとの協力を発表した。ST32マイコンなどを利用したSigfox対応機器の開発を加速させる考え。
STマイクロエレクトロニクスは2018年2月26日、LPWA向けサービス事業を行うSigfoxとの協力関係構築を発表した。STマイクロエレクトロニクスの組み込みソフトウェアスイートにSigfox用のソフトウェアを追加し、ST32マイコンなどを利用したSigfox対応機器の開発を加速させる考え。
このSigfoxはサブGHzの周波数帯を用いUNB(Ultra Narrow Band)とよばれる変調方式で通信を行うLPWA(Low Power Wide Area)である。大きな特長は「1デバイスあたり年1ドルから」という価格設定と「乾電池で数年間稼働」をうたう低消費電力性だ。日本では京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が免許の不要な920Hz帯を用い、2017年2月からサービスを提供している。
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