コンテックは、「Windows 10 IoT Enterprise」対応のタッチスクリーン一体型ファンレス産業用PC「パネルコンピュータ PT-956S」シリーズの出荷を開始した。
コンテックは2018年3月、Windows 10 IoT Enterprise対応のタッチスクリーン一体型ファンレス産業用PC「パネルコンピュータ PT-956S」シリーズの出荷を開始した。同シリーズには「PT-956SHX(15インチ)」「PT-956SLX(12.1インチ)」「PT-956SLXP1(12.1インチ拡張スロット付)」の3タイプがあり、いずれもオープン価格だ。
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同社の「PT-955S」シリーズの後継機種で、取り付け寸法に互換性があるため、再配置やアップグレードが容易に行える。Windows 10 IoT Enterprise(4カ国語)に対応したクアッドコアCPU(インテル Atom プロセッサ E3845)を搭載し、従来のPT-955Sシリーズに比べてCPU演算能力が約4倍、グラフィック描画性能は約3倍に向上した。また、消費電力を大幅に低減し、電力効率を2倍以上高めている。
CPUファンを廃し、ストレージにCFastカードを採用した完全スピンドルレス設計により、ほこりや異物の侵入を防ぐ。加えて、経年劣化する部品の使用を抑えるなど保守点検業務の負担を軽減する設計となっている。運用面でもネットワーク経由やモデム受信でシステムアップができるリモート電源管理機能により、省力化に貢献する。
また、長寿命で耐久性に優れた5線式抵抗膜タッチパネルを搭載し、1920×1080ピクセル表示対応の外部DVIディスプレイ出力を標準で装備。本体LCDに加え、大型液晶テレビで別の画面を映すといった2画面表示のアプリケーションをスタンドアロンで構築できる。
インタフェースは、CFastカードスロット×2、DVI-I×1、1000BASE-T×2、USB3.0×1、USB2.0×3、シリアル(RS-232C)×2を備えた。インストールOSは「Windows 10 IoT Enterprise LTSB 2016」「Windows Embedded Standard 7」(いずれも日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語対応)から選べる。OS、ストレージなしも選択可能だ。
同社では、製造ラインや製造装置のHMI端末、配送システムのオペレーション端末など、さまざまな産業用途に対応するとしている。
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