PFUが産業用組み込みPC「ARシリーズ」の新製品として、Apllp Lake世代のAtomを搭載した2製品を販売する。
PFUは2017年4月12日、産業用組み込みPC「ARシリーズ」の新製品としてApllp Lake世代のAtomプロセッサを搭載した「AR2100 モデル100K」「AR2200 モデル100K」と、COM Expressモジュール「AM105 モデル235K」を発表した。3製品ともに2018年1月より順次、販売開始する。
AR2100 モデル100KとAR2200 モデル100Kは、Atom E3900シリーズを採用することで低消費電力性能を高め、ARシリーズ中では低消費電力性能に優れたモデルと位置付けられている。ファンレスタイプも用意されており(AR2100 E3930搭載機種のみ)、より高い耐環境性能が求められる現場での利用にも適する。
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小型筐体ながらもPCI Express 2.0スロットと6ポートのUSB 3.0ポートを備える(PCI ExpressはAR2100 モデル100Kが1スロット、AR2200 モデル100Kが2スロット)。メモリは4GBないし8GBを選択でき、ストレージもHDD(500GB)もしくはSSD(128GB)/CFast(2/4/8/16/32GB)から選択できる。
OSについては、Windows 10(Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB 64bit版)とUbuntu(17.04 64bit版)に加えて、RTOS(RTX64 3.0 64bit版、INtime 6.2 64bit版)もサポートする。UL60950-1やCSA60950-1、NRTL/Cなどの海外規格にも対応が予定されており、海外拠点での運用にも適する。
AM105 モデル235Kも同様にAtom E3900シリーズを採用しており、フォームファクタとしてはCOM Express Type 6のCompact(95mm×95mm)に準拠する。メモリはECCありのDDR3L-1600を4GBもしくは8GB搭載する。USBは3.0もサポートしており、高速データ転送の必要な装置への組み込みにも適する。OSはAR2100 モデル100KとAR2200 モデル100Kと同様、Windows 10とUbuntu、RTX64、INtimeに対応する。
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