米HPは「SOLIDWORKS WORLD 2018」の基調講演の会場において、インクジェット技術を応用した「HP Multi Jet Fusion technology」を採用する3Dプリンティングソリューションの新製品「JetFusion 300/500シリーズ」を発表した。
米HPは2018年2月5日(米国時間)、3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の年次ユーザーイベント「SOLIDWORKS WORLD 2018」(米国カリフォルニア州ロサンゼルス)の基調講演の会場において、インクジェット技術を応用した「HP Multi Jet Fusion technology」を採用する業務用3Dプリンティングソリューションの新製品「JetFusion 300/500シリーズ」を発表した。
最大造形サイズはJetFusion 300シリーズが190×254×248mm、同500シリーズが190×332×248mmであり、積層ピッチは0.08mmとなる。製品ラインアップは造形カラーごとに分類されており、白色または黒色での造形が可能な「HP Jet Fusion 340/540」と、フルカラーでの造形が可能な「HP Jet Fusion 380/580」の計4機種からなる。主に、最終試作の製造を行う中小規模の組織や教育機関などをターゲットにしており、5万米ドルの価格帯から購入可能だとする。既に受注を開始しており、2018年後半に出荷する予定だという。
» SOLIDWORKSはデスクトップも意識しつつクラウド戦略を強化――新たな設計環境やPLMも登場
» HPがフルカラー対応の3Dプリンタを投入、後処理などもオールインワンで
» ホットロッド、超音速旅客機、ジェットボード、そしてハリウッド映画――「SOLIDWORKS」活用事例
» ポルシェやVANSのノウハウが詰まった「URB-E」がラストワンマイルを埋める
» SOLIDWORKSのCADデータをAR空間で、新アドイン「SOLIDWORKS Xtended Reality」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。