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SOLIDWORKSはデスクトップも意識しつつクラウド戦略を強化――新たな設計環境やPLMも登場SOLIDWORKS WORLD 2018(1/2 ページ)

SOLIDWORKSユーザーの祭典「SOLIDWORKS WORLD 2018」が開催された。初日の基調講演では「デスクトップ」と「クラウド」の2つの製品戦略に基づいた、5つの新製品およびサービスの存在が明らかとなった。以前から注目されていた「SOLIDWORKS xDesign」とは異なるクラウド3D CADやクラウドベースのPLMサービスなど、基調講演と個別インタビューの内容を基に詳しく解説する。

» 2018年02月09日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 3次元設計ソリューション「SOLIDWORKS」の年次ユーザーイベント「SOLIDWORKS WORLD 2018」が米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された(会期:米国時間2018年2月4〜7日/会場:ロサンゼルス・コンベンション・センター)。記念すべき第20回を迎えたSOLIDWORKS WORLD 2018ではメインテーマに「THINK SOLIDWORKS」を掲げ、CADベンダー側が一方的に機能を押し付けるのではなく、ユーザーに寄り添い、ともに考え、新たな要求に応えていこうという姿勢をあらためて強調した。

朝一番の基調講演会場に集結するユーザーたち 朝一番の基調講演会場の前に集結するユーザーたち

 事実上の会期初日となる同年2月5日の基調講演では、SOLIDWORKSブランドの最高経営責任者(CEO)であるジャン・パオロ・バッシ(Gian Paolo Bassi)氏が登壇し、5000人以上のSOLIDWORKSユーザーやSOLIDWORKSエキスパート(認定技術者)、パートナー企業などを前に、同社が展開する「デスクトップ」「クラウド」の2つの製品戦略に基づいた、以下の新製品およびサービスについて紹介した。

  1. 3DEXPERIENCE Social Collaboration Services
  2. SOLIDWORKS 3DEXPERIENCE PLM Services
  3. SOLIDWORKS Product Designer
  4. SOLIDWORKS xDesign
  5. 3DEXPERIENCE Marketplace Make

 本稿では基調講演とその後に行われたバッシ氏の個別インタビューの内容を基に、それぞれの特長について取り上げる。


1.3DEXPERIENCE Social Collaboration Services

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