これらは製造業IoTの第一歩といえる可視化ソリューションであるが、「10万円以下という低価格からの取り組みが可能」「事業者が自身の手で導入できる」「部分的な導入が容易」といったメリットを持つ。また、HMIをデータ収集プロセスに介在させることで、「人がどのように関与したのか」の測定も行える。
林氏が製造業へのヒアリングを進める中では「装置が故障で止まっていると思ったら、段取り変更のために作業員が止めていた」といった話もあったそうだ。製造業への可視化ソリューションというと初歩的なものに見えがちであるが、「“見るべき所をハッキリ見る”ことはまだ不足している」という林氏のコメントは、つながる工場の難しさを端的に示している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。