川崎重工業は、ABBグループと双腕ロボット分野での知識の共有やロボット活用の促進に関して協業することで合意した。
川崎重工業は、スイスに本拠を置く産業用ロボット大手のABBグループ(ABB)と、協働ロボット、特に双腕ロボット分野での知識の共有やロボット活用の促進に関して協業することで合意した(2017年11月27日発表)。
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産業用の双腕ロボットとして、ABBは協働型双腕ロボット「YuMi」を、また川崎重工業は双腕スカラロボット「duAro」を展開している。
今回の協業は、両社が独自に製品を製造したり、マーケティングを展開したりしながら、協働ロボットの技術や普及において協力するものだ。内容としては、協働ロボットがもたらす自動化の利点に関する教育や、安全、プログラミングおよび周辺機器とのインタフェース、通信など産業共通の基本技術の確立などが含まれる。
多くの産業が少量多品種生産へとシフトする中、人とロボットとの協働生産の重要性が高まっている。両社では、これは生産において流動性や人の介在が増すことを意味するとし、協働ロボットによる自動化は、人間の知識や洞察力、変化に対する臨機応変な対応と、ロボットの反復作業に対する耐久力、それぞれの強みを生かした作業が可能になるとしている。
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