トレックス・セミコンダクターは、スマートカード向け電源ICに、高さ(厚み)を最大0.33mmに抑えた低背モールドパッケージ製品を追加した。
トレックス・セミコンダクターは2017年6月、スマートカード向け電源ICに、高さ(厚み)を最大0.33mmに抑えた低背モールドパッケージ製品を追加したと発表した。
スマートカードは、国際規格「ISO/IEC 7810」により、外形寸法が54.98×85.60mm、厚みは0.760mmと規定されている。このため、スマートカードに実装される電源ICや外付け部品などは、高さを0.4mm以下にする必要がある。これとは別に「曲げ」や「ねじれ」に対しても、十分な耐性が要求されている。
そこでトレックスは、CSP(Chip Size Package)に比べて、曲げやねじれに強いモールドタイプの低背パッケージ品を開発し、電源ICに追加した。「新たに開発したパッケージは業界で最薄クラス」と主張する。
超低背モールドパッケージを採用した新製品として、今回は6シリーズを用意した。電圧検出器「XC6129」シリーズ、電圧レギュレーター「XC6215」シリーズ、負荷スイッチ「XC8102」シリーズ、リチウムイオン充電IC「XC6805」シリーズ、固定出力昇圧チャージポンプIC「XC9801/XC9802」シリーズおよび、降圧DC-DCコンバーター「XC9259」シリーズである。
XC9801/XC9802シリーズの新製品は2017年8月より量産を始める予定。それ以外のシリーズは既に量産中である。サンプル価格(税別)はいずれの製品も100円。
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