リコー電子デバイスが1つのICで電圧降下と過電圧を監視できるボルテージディテクタを受注開始。42Vまでの高電圧から動作電圧を取得でき、高い精度でマイコンの電源管理にも利用できる。
リコー電子デバイスは2017年4月5日、電圧の降下だけではなく過電圧の監視も1つのICで行える高耐圧ボルテージディテクタ「R3152Nシリーズ」のサンプル受注を開始した。車載機器や産業機器に求められる高精度な電源監視用途にも対応し、4つのグレードを用意する。
このR3152Nシリーズの動作電圧は3.0〜42V(最大定格50V)であり、自動車や産業機器の電源から直接、動作電圧を取得できる。電源端子と電圧監視端子は分離しており、機能安全性を高めている。検出電圧精度±0.5%(Ta=25℃)、ヒステリシス精度typ.1.0%(max1.5%)と監視精度も高く、高電圧の産業機器から高精度な電源監視が必要なマイコンまで、さまざまな用途への適用が可能だ。
パッケージには小型のSOT-23-6パッケージを採用。グレードは車載一般電装品のK品(動作温度範囲−40〜125℃、スペック補償温度範囲−40〜125℃、スクリーニング 高温・低温)、車載アクセサリー用のA品(−40〜125℃、25℃、高温)、高温環境対応のY品(−50〜125℃、25℃、高温)、民生機器用の民生品(−40〜105℃、25℃、25℃)が用意されている。
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