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効率93%以上を実現した600mA降圧レギュレーターリニアテクノロジー LT8630

リニアテクノロジーは、3〜100Vで入力可能な600mA同期整流式降圧スイッチングレギュレーター「LT8630」の販売を開始した。同期整流方式により、効率93%以上を達成している。

» 2017年01月16日 12時00分 公開

暗電流7μA未満

 リニアテクノロジーは2016年11月、同期整流方式で効率93%以上を達成した600mA降圧スイッチングレギュレーター「LT8630」の販売を開始した。高効率のパワースイッチや昇圧ダイオード、発振器、制御ロジック回路を1つのチップ内に集積している。


 同製品は、低リップルのBurst Mode動作により、無負荷時スタンバイ状態の暗電流を7μA未満に抑えることができる。また、出力リップルは5mVP-P未満で、出力電流が小さくても高効率を維持。入力電圧範囲は3〜100V、出力電圧範囲は0.8〜60V。最小ドロップアウト電圧を維持するため、最大99%のデューティーサイクルで動作できる。

降圧スイッチングレギュレーター「LT8630」 降圧スイッチングレギュレーター「LT8630」

 パッケージには、高電圧動作に対応する20ピンのTSSOPを採用。実装面積が小さくても放熱効果が高くなっている。他にも、短絡保護、パワーグッドフラグ、出力電圧トラッキング、過熱保護などの機能も備えた。

 1000個購入時の単価は、3.60米ドルからとなっている。車載システムや輸送機器、産業用機器、通信機器などのアプリケーションに向いているとした。

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