住友三井オートサービスは、ディジタルメディアプロフェッショナルが開発した画像分類エンジン「ZIA Classifier」とAIを活用したドライブレコーダー動画の自動解析サービスを提供開始した。
住友三井オートサービスは2017年5月26日、ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP)の画像分類エンジン「ZIA Classifier」とAI(人工知能)を活用したドライブレコーダー動画の自動解析サービスを提供開始した。
新サービスでは、運転中の携帯電話の利用や脇見運転など、危険運転につながるような特定の運転挙動をドライブレコーダーの動画から自動解析し、外カメラの映像と共に分析/レポートを行う。
» 自動運転時代の「メーカー責任」はどこまで及ぶか
» 日産の製品開発における成型シミュレーション事例
今回採用されたZIA Classifierは、GPUなどのビジュアルコンピューティング分野で事業展開してきたDMPが、画像処理技術をベースに開発した深層学習を活用している。画像やビデオなどの画像データの中に、何が写っているかを効率的に判定できる。例えば、人混みの中から傘を差している人、歩いている人、止まっている人を判別するという。
住友三井オートサービスは、ZIATM Classifierの採用により、動画解析にAI技術を活用して解析を効率的に行い、安全運転のコンサルティングサービスを推進していくとしている。
現在、自動車においては、テレマティクスデバイスやドライブレコーダーの搭載率が増加している。その一方で、記録したドライブレコーダー動画などのデータが人的リソースやコストの関係で有効活用されていないという課題があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。