東芝は、IoT向けスケールアウト型データベース「GridDB」の販売を「AWS(Amazon Web Services)マーケットプレース」上で開始した。
東芝は2017年4月、同社のIoT(モノのインターネット)向けスケールアウト型データベース「GridDB」について、「AWS(Amazon Web Services)マーケットプレース」での販売を開始した。
GridDBは、IoTシステムや大規模な社会インフラシステムなどで発生するビッグデータの高速処理用途に開発したスケールアウト型データベースだ。IoTシステムで重要となるデータ集計やサンプリングなどの時系列データを効率良く処理できる機能を持つ。サーバのメインメモリにデータを配置するインメモリ型アーキテクチャを採用しており、データの登録や更新、検索が高速でできる。
また、データ量や処理性能に応じて簡単に拡張/縮退ができ、ノード間でデータを自動複製するため、サーバで障害が発生した時も無停止での運用が可能だ。
同社はこれまで、GridDB商用版を国内販売し、オープンソースとしてもグローバルに提供してきたが、今回米国市場での需要に応えるためにAWSマーケットプレースでの販売を開始した。AWSマーケットプレースでは、Web画面上での簡単な操作でIaaSと共に同データベースがすぐに使える状態になる。料金は利用時間での課金制になっており、高性能データベースを必要な時間だけ利用できる。
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