AIやIoT、ビッグデータのシステムはテストケースそのものが正しいのか、テストを実行した結果が正しいのか、そしてテストの妥当性がどうなのかの判断は難しい。非決定的に動作することが多いこれらのシステムでは、テストの妥当性そのものが問題になるからだ。
これを解決する唯一の方法は、常時テストを実施し、それをユーザーとともに確認することである。開発メンバーだけの確認では妥当性が分からず、また妥協が入ってテストが甘くなってしまいがちである。実際に使用するユーザーによるテストが絶対必要である。現実的には常時テストはできても、その確認の場にユーザーがいつも参加することは厳しいかもしれないが、なるべく多く参加するように運用したい。常時ユーザー参加の理想郷になるべく近づけたい。
しかし常時テストにはデメリットもある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。