fabcross for エンジニアは、残業時間についてのアンケート調査結果を発表した。
キャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」は2017年3月、残業時間についてのアンケート調査結果を発表した。調査対象は20〜59歳の公務員・会社員で、1万145人から回答を得た。
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1カ月当たりの平均残業時間を業種別に調べたところ、「教育、学習支援業」が29.5時間と最も長かった。「教育、学習支援業」は、1カ月に11時間以上の残業をしている比率も高く、58.9%を占めている。他に平均残業時間が多い業種は「漁業」(26.8時間)、「複合サービス事業」(23.8時間)、「運輸業、郵便業」(23.3時間)、「農業、林業」(21.1時間)だった。
一方、1カ月当たりの平均残業時間が最も少ない業種は、12.6時間の「医療、福祉」。続いて「鉱業、採石業、砂利採取業」(13.0時間)、「公務(他に分類されるものを除く)」(15.3時間)、「電気・ガス・熱供給・水道業」「卸売業、小売業」(いずれも15.6時間)となっている。
次に、職種別の1カ月当たりの平均残業時間を調べた。その結果、「教育・保育関連職」が32.0時間と最も長かった。次いで「農林水産関連職」の29.7時間、「経営者・会社役員」28.7時間、「建築・土木系エンジニア」が28.6時間、「製造系エンジニア(制御・ソフトウェア系)」が27.3時間という結果だった。
1カ月に11時間以上の残業をしている比率が高い職種は「製造系エンジニア(制御・ソフトウェア系)」で、69.7%と最も高かった。なお、「製造系エンジニア」は、職種により残業時間に差が見られた。「制御・ソフトウェア系」は27.3時間、「機械系」が24.8時間、「電気・電子系」は21.5時間で、「生産技術・製造技術・品質管理関連職」が20.2時間だった。
1カ月当たりの平均残業時間が最も少ない職種は「事務職」(11.4時間)。次いで「医療・福祉・介護関連職」(12.2時間)、「総務・人事・経理職」(16.1時間)、「公務員」(16.5時間)、「サービス職(販売・飲食など)」(16.2時間)となっている。
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