IDTは、ワイヤレス給電規格「Qi 1.2.2」に対応した15Wワイヤレス給電レファレンスキットを発表した。エンジニアは短期間でワイヤレス充電機能を導入できるという。
IDTは2016年12月、15Wワイヤレス給電のレファレンスキットを発表した。同キットはトランスミッター(送信機)とレシーバー(受信機)などで構成され、Wireless Power Consortium(WPC)のワイヤレス給電規格「Qi 1.2.2」に対応している。エンジニアは、自身の設計において短期間でワイヤレス充電機能を導入できるという。
Qi 1.2.2はQiの最新バージョンであり、最大15Wの給電が可能なだけでなく、受信機でも15Wまでの電力を受けることができるオプションなどが追加されている。
トランスミッターICとして「P9242-R」、レシーバーICとして「P9221-R」を搭載。いずれも32ビットのARM Cortex-M0がベースの同社製品だ。87%の効率で動作するため、「有線式に匹敵する性能と、電飾損失・発熱を低減し、バッテリーの充電時間を短縮できる」(同社)とする。
同キットには、ユーザーマニュアル、レイアウトガイド、レイアウトインスタンス化モジュール、回路図、部品表、ガーバーファイルなどのサポート資料も含まれる。
標準小売価格は325米ドル。詳細は、同社のWebサイトから確認することができる。
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