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GPS機能搭載長距離送信ロケーション端末、人・モノ・車などの位置情報管理に富士通コンポーネント FWM8SGZシリーズ

富士通コンポーネントは、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距離送信するロケーション端末「FWM8SGZシリーズ」を開発した。

» 2016年09月12日 12時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 富士通コンポーネントは2016年9月6日、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距離送信するロケーション端末、「FWM8SGZシリーズ」を開発し、同年9月からサンプル出荷を開始すると発表した。

 同製品は、同社の920MHz帯特定小電力無線モジュール「MBH7SLZ01」を搭載し、GPSで取得した位置情報を長距離送信できるロケーション端末。GPS機能、加速度センサー、タイマーなどを内蔵しており、ユーザーの意図するタイミングで送信された位置情報を活用できるという。

FWM8SGZシリーズ(実装例) FWM8SGZシリーズ(実装例)。本端末ケースはカスタム対応。ユーザーオリジナルデザインのケースで利用できる ※出典:富士通コンポーネント

 なお、同製品から送信された位置情報を管理統括する親機は、ユーザー自身で用意する必要がある。親機は同製品との通信を確立するため、同社の特定小電力無線モジュールを搭載する必要がある。

 同製品を用いたシステムを構築することにより、人やモノの位置確認、作業・配送車両の位置管理、牧場などでの家畜管理といった、広範囲で多くの対象を把握する必要がある業務に役立てることができるという。

データ送信タイミングは各モードを組み合わせて利用できる

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