タブレインは、Arduino互換機やRaspberry Pi、mbedなどで動作する3G通信モジュールを2016年2月中旬より販売開始する。
タブレインは2016年2月9日、Arduino互換機やRaspberry Pi、mbedなどで動作する3G通信モジュール「3GIM V2.0(NEO)」を同年2月中旬より販売開始すると発表した。価格はフレキアンテナとのセットで2万4000円(税別)が予定されている。
新製品は技適取得済みの3G通信モジュール(Sierra Wireless HL8548-G)にマイコン(LPC812/ARM Cortex-M0)を組み合わせ、3G通信によってIoTデバイスのゲートウェイとして利用できる。基板は35×25×7mm/7.5gとSDメモリーカード程度のサイズであり、「WAN通信モジュールとしては世界最小クラス」(同社)となっている。
インターネット接続機能に加えてGPSによる位置取得が可能で、通信モジュールをそのまま利用するATコマンドパススルーモードや、搭載マイコンのファームウェア書き換え機能も提供される予定だ。さらにArduino向けに提供してきたライブラリ群(a3gim)も提供が予定されており、既存のスケッチも利用できる。なお、GPSについてはGLONASSが利用できるため、測位時間の短縮と精度の向上も図られている。
» クアルコムが「モジュール」でIoT機器の市場投入を加速させる
» IoT機器を狙う「スマホの巨人」クアルコム、その勝算は
» 組み込みフォームファクタの「Raspberry Pi 3」
» 「世界最小」組み込み向けのギガビットハブ
» 定番開発ボードがモジュールへ小型化、製品組み込みが容易に
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。