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3GPPのリリース13に準拠した狭帯域IoT用セルラー無線モジュールユーブロックス SARA-N2

ユーブロックスは、3GPPの「リリース13」に準拠するNB-IoT(狭帯域IoT)用のセルラー無線モジュール「SARA-N2」を発表した。

» 2016年08月03日 10時00分 公開

最大227kbpsのダウンリンクをサポート

NB-IoT用セルラー無線モジュール「SARA-N2」 NB-IoT用セルラー無線モジュール「SARA-N2」

 ユーブロックスは2016年6月、3GPPの「リリース13」に準拠しているNB-IoT(Narrow Band IoT:狭帯域IoT)用のセルラー無線モジュール「SARA-N2」を発表した。

 SARA-N2は、スマートビルディングやスマートシティーなどのアプリケーション用に設計されている。シングルセルの1次電池で10〜20年間の動作が可能。同モジュールの16×26mmのLGAフォームファクターは、u-blox GSM、HSPA、CDMAモジュールからアップグレードでき、将来的な機能拡張にも対応するという。

 また、ライセンス認証を受けたオペレーターの周波数帯域幅において、安全なプライベート通信でサービス品質を保証し、最大227kビット/秒のダウンリンクと最大21kビット/秒のアップリンクをサポートする。3つのRF帯域幅を同時にサポートしており、世界のほとんどの地域を1個のモジュールでカバーできるとした。

 同社では、スマートメーターや駐車場のアプリケーションで、策定前のNB-IoT標準の商用試験を既に実施し始めている。NB-IoTは、超低消費電力で動作し、セルラー環境で1セルあたり最大15万台のデバイスをサポート。リンクバジェットがGPRSより20dB向上し、地下や屋内などの電波受信状態が悪い場所でも、優れた性能を提供するという。

 2016年第4四半期にサンプル出荷を開始し、量産は2017年前半を予定している。

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