日本航空電子工業は、屋外向けの光インタフェースコネクター「FO-BD6」シリーズを発売した。3軸フローティング機構を採用し、SFP対応モジュールを1つの動作で光ネットワークに接続できる。
日本航空電子工業は2016年10月、屋外向けの小型光インタフェースコネクター「FO-BD6」シリーズを発売した。プラグ側コネクターにX、Y、Zの3軸フローティング機構を採用し、1つの動作で基地局と光ネットワークを接続できる。
SFP規格に対応したモジュールをサポートし、IP67の防塵(ぼうじん)/防水性能を備えた。コネクターの使用温度範囲は−40〜+85℃。コネクターのボディーは樹脂で成形し、装置の軽量化に貢献できる。機器内に実装するレセプタクルは、4点フランジタイプに加え、バルクヘッドタイプもそろえたという。
携帯電話基地局や局舎間を結ぶ光ネットワークの接続には、電気信号を光信号へ変換するSFP対応モジュールがインタフェースに使用されている。基地局は屋外の高所に設置されることが多く、防水性に優れ、小型で軽量のコネクターのニーズが高まっていた。
FO-BD6シリーズは、SFPモジュールへの対応に加え、防塵・防水、極寒・酷暑などの耐環境性能を備えた屋外仕様となっている。これにより、従来は光ネットワークの接続に必要だった光コネクター嵌合と防水構造部嵌合の2つの動作を1つの動作で可能にした。
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