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特集:IoT時代のセキュリティリスクに備える

組み込み向けの独自開発セキュアOS、カスペルスキーが提供開始カスペルスキー KasperskyOS

開発開始から15年の時間を要した、完全独自開発の組み込み向けOS「KasperskyOS」がカスペルスキーから提供開始される。

» 2017年02月28日 08時00分 公開
[渡邊宏TechFactory]

 カスペルスキーはセキュリティに特化した、独自の組み込みシステム向けOS「KasperskyOS」の提供を開始する。産業機器や自動車、通信などの領域に向けた組み込みOSであり、ベースとなるOSを持たず「何もかもがゼロから作り上げられている」(同社CEO ユージン・カスペルスキー氏)という特長を持つ。


 同社が産業機器の運用に適した独自OSの開発を進めていることは2012年10月に明らかにされており、商用ベースでの提供準備が整ったことから今回の発表となった。カスペルスキー氏のブログでは、ロシアのシステムインテグレーターであるKraftwayの開発したL3ネットワークスイッチがKasperskyOSにて動作していると紹介されている(Finally, Our Own OS - Oh Yes!)

photo KasperskyOSにて動作するネットワークスイッチを手にするカスペルスキー氏(画像はカスペルスキー氏のブログ「Finally, Our Own OS - Oh Yes!」より)
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