TechFactoryオリジナル記事コンテンツの人気ランキングTOP10。今回は、レノボ製品の修理業務の統合を開始したNECパーソナルコンピュータ 群馬事業場の取り組みを紹介した記事が第1位となりました。工場内修理を1日で完了させる“1日修理”の実現を目指し、効率化とCS向上を追求した修理工場の様子をぜひご覧ください!
皆さん、こんにちは。TechFactory編集部です。
今回は、2016年12月1〜31日までの期間に掲載されたTechFactoryオリジナル記事コンテンツの中から、人気記事ランキングTOP10をご紹介いたします。
2016年12月の人気記事ランキング、第1位はNECパーソナルコンピュータ 群馬事業場の工場見学ツアーの模様を紹介した記事「NEC・レノボ製品の“1日修理”を実現するNECパーソナルコンピュータ 群馬事業場」でした。
群馬事業場では、従来のNEC製品の取り扱いに加え、レノボ製品の修理業務を統合、両社製品の保守サポートを一手に引き受ける「マザーファクトリー」を目指し、顧客満足度向上に取り組んでいるそうです。その象徴となるのが、工場内修理を1日で完了させる“1日修理”です。PCやタブレット端末が使えなくて困る時間(ダウンタイム)を短縮させるため、さまざまな効率化を追求しているわけですが、興味深かったのが「13分」という時間です。これは、修理担当者が修理に必要な交換部品を倉庫の担当者に依頼してから、実際にその部品が修理担当者に配膳されるまでの時間で、これが早過ぎても遅過ぎてもダメなのだそうです。まさに作業効率を追求した結果得られたノウハウですね。生産工場のように製造ラインが動き、モノを組み上げていくのとは異なりますが、修理のエキスパートたちが手際良く故障した機器を修理する様子は見ていて気持ちのよいものでした。
第2位は、世界的に盛り上がりを見せる「IIoT(Industrial IoT)」が製造業にもたらす変化について取り上げ、国内製造現場の“ガラパゴス化”を解消するためのヒントを提示する連載「IIoT時代にこそ、日本のモノづくりが世界で強みを発揮する」の第2回「ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器」でした。第2回では、既にガラパゴス化しつつある国内のコントローラー事情について解説すると同時に、IIoTの実現を世界で最も積極的に進めている欧州のコントローラー事情についても取り上げています。
オープンな通信規格(フィールドバス)が主流である欧米とは異なり、日本ではさまざまな理由から比較的オープンではない通信規格が広く用いられています。しかし、オープン化という世界標準から外れたクローズドな通信規格による機器をベースに、継ぎ足しで工場内のシステムを拡張し続けることは、IIoTを実現していく上では“リスク”と捉えることができます。なぜオープン化が求められているのか、そのメリットについて関心のある方はぜひ記事をご覧ください。
そして、第3位はセキュリティコラム「宮田健の『セキュリティの道も一歩から』」の第9回「エンジニアの親切心が「裏口」にならないために」でした。今回のテーマは「バックドア」。機器の状態を把握したり、設定を変更したりするために用意された「お客さまには知らせていない“裏口”」について取り上げています。
一般的にバックドアは、機器の内部調査などのために用意された開発者向けの仕組みであり、こうしたバックドアが製品出荷段階で残ったままになっていることは非常に危険です。なぜなら「開発者にとって便利なものは、悪意ある者にとっても便利なもの」だからです。それでも機器の性質上、何らかの情報を取得する必要がある場合はしっかりと暗号化を行い、同時にプライバシーについても考慮した情報の取得を心掛けましょう。
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