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IoT対応を見据えて通信機能も強化した新型ダイカストシステム東芝機械

東芝機械は新型ダイカストシステムを発表した。電気自動車(EV)の燃料電池カバーなどの部品や軽量化が進むエンジンブロック、サスペンションメンバーなどのダイカスト製品の薄物、大型製品の成形に対応する。

» 2016年12月28日 15時00分 公開

 東芝機械は2016年11月、新型のダイカストシステムを発表した。電気自動車の燃料電池カバーなどの部品や軽量化が進むエンジンブロック、サスペンションメンバーなどのダイカスト製品の薄物、大型製品の成形に対応する。

 新システムには、サーボバルブや射出制御用の機構が追加された。これにより短時間での充填(じゅうてん)/昇圧性能が向上し、薄物や大型部品の高品質化に貢献する。

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 生産能力も高めた。標準シリーズ化した電動型締機能とオプションのサーボ自動機を組み合わせて使うことで、生産のハイサイクル化が可能になる。静電スプレイにより運転も全自動化する。

 また、15型モニターを備えた制御装置「TOSCAST-888」を搭載。操作性の向上に加え、故障診断機能により、トラブルが発生したときに機械が復旧するまでの時間を最小化する。IoT(モノのインターネット)への対応を見据えて、通信機能も強化した。



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