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人の判断よりも早期に機器の故障を検知できる予知分析ソリューションインベンシス プロセス システムス Avantis PRiSM

シュナイダーエレクトリックのグループ会社インベンシス プロセス システムスは、ソフトウェアベースの予知分析ソリューション「Avantis PRiSM」の国内販売を開始した。

» 2016年12月27日 09時00分 公開

 シュナイダーエレクトリックのグループ会社インベンシス プロセス システムスは、ソフトウェアベースの予知分析ソリューション「Avantis PRiSM」の国内販売を開始した。未来の予測稼働データと現稼働データ間にズレが生じた場合に通知を行い、人による判断よりも早い段階で機器の故障を検知する。


 Avantis PRiSMは、ソフトウェアが常時機器の状態を監視しながら稼働パターンを認識し、未来に起こり得る故障を予測するソリューション。生産現場にある機器の履歴データベースの正常稼働データを機械学習することで、正常稼働し続けた場合の稼働状況を予測し、その予測値と実際の稼働データ間に差が生じた際にアラートを出して早い段階で故障の可能性を知らせる。

 監視対象の機器データは関連付けが可能で、24時間365日自動で故障を判断する。また、監視状況はWebクライアントで表示できるため、どこでも現場の確認ができる。導入時にトレーニングを受ければ、企業独自のカスタマイズが可能になり、現場のオペレーターでも監視する機器の設定や追加ができる。

 熟練技術者の経験や勘に頼っていた生産機器部品の交換頻度・箇所などを含めたメンテナンスを、ソフトウェアによるオートメーションシステムに移行することで、保守の最適化やコスト削減が期待できるという。

 海外では既に、風力、水力などの再生可能エネルギープラントなどで10年以上の導入実績がある。発電に使用するタービンの挙動異常アラートが出たため早期の点検を行った結果、タービン内部で破損した部材と他の部材の接触を発見し、400万ドル(約4億円)分の損失を回避できた例がある。

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