転職支援サイト「ミドルの転職」は、転職後の年収についてのアンケート調査結果を発表した。
エン・ジャパンが運営する転職支援サイト「ミドルの転職」は2016年10月、「転職後の年収」についてのアンケート調査結果を発表した。
» 音楽とは無縁だった半導体エンジニアが創り出したA4サイズのポータブルDJシステム
» 国内ベンチャーが目指す「スーパーカブ」のようなロケット開発
» 100人のデータサイエンティストを育成、ブリヂストンが研修プログラムを開始
» 今後10年以内にAIがあなたの仕事を「支援」もしくは「奪う」!?
» モノづくり技術者のための「履歴書」の書き方
調査対象は、同サイトを利用している転職コンサルタント。そのうち138人から回答を得た。まず、ミドル層の転職は、転職後に現在よりも年収が上がる人と下がる人のどちらが多いかを尋ねたところ、「上がる人の方が多い」「どちらかと言うと上がる人の方が多い」を合わせて、58%の転職コンサルタントが「上がる人の方が多い」と回答した。
続いて、転職後の年収が上がることが多いケースを尋ねた。その結果、「日系企業から外資系企業への転職の場合」と「転職後に役職が上がる場合」が44%で同率トップとなった。2位の「業績好調な業界への転職の場合」も40%を占めている。
反対に、年収が下がることが多いケースは「大手企業から中小企業へ転職する場合」が71%で最も多かった。次いで、「前職での役職者(部長職以上)が下の役職もしくはポジションへ転職する場合」(58%)となっている。
転職による年収の変化を業種で見ると、「年収が上がる場合」の1位はメーカー(40%)、2位「IT・インターネット」(36%)、3位は「コンサルティング」「金融」(同率26%)。「年収が下がる場合」は1位「メーカー」(65%)、2位「商社」「流通・小売・サービス」(同率27%)という結果だった。
職種で見ると、転職後に年収が上がるのは1位「営業・マーケティング系」(50%)、2位「経営・経営企画・事業企画系」(41%)で、下がるのは「営業・マーケティング系」(56%)、続いて「事務・管理系」(54%)だった。
役職では、「課長クラス」が「(転職後の年収が)上がる/下がる」の双方で最も多かった(上がる70%/下がる75%)。上がるケースは「部長・次長クラス」(56%)、下がるケースでは「主任・係長クラス」(44%)も多く挙がった。
年代別では、「上がる場合」で多いのは「40代前半」(76%)と「30代後半」(56%)。「40代後半」以降は「下がる場合」の割合が多くなっている。
最後に、転職後に年収が上がる人は、どのような点を評価される傾向があるかを調べたところ、「専門スキル」(81%)が最も多かった。年収アップがかなう人についてのコメントでも、専門領域のスキルに加え、業界の情報や幅広い人脈を持つ人、業界や職種に特化した経験やスキルが生かせる人などが挙がっている。
» 製造業大手15社に聞いたIoT導入の“いま”、求められる技術者像も多様化
» 35歳でも大丈夫!? 技術者転職のポイント【技術スキル編】
» メカ設計者/生産技術者のための「職務経歴書」の書き方
» 英語の文書を作成するコツは、とにかく“コピペ”しまくること……!?
» “できるエンジニア”に共通する10のルール
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。