技術者であるあなたが転職活動を行う際、どのような「履歴書」「職務経歴書」を作成していますか? モノづくり企業が本当に必要としている応募書類について、技術者の転職支援を長年サポートしてきた筆者が伝授します。
転職活動において、求人企業への応募はさまざまな方法が選べるようになってきました。例えば、各企業のWebサイトからの直接応募、求人サイトでの応募、転職サイトへ登録しておいてスカウトを待っての応募、転職エージェントを介しての応募、SNSを利用した応募など、多くの方法があります。
しかし、モノづくり業界の企業では、その多くが上記の募集方法を取り入れてはいるものの、書類選考の感覚は独特のものがあります。そのため、技術者の方はネット上にある最新の情報を参考にしても、モノづくり企業が本当に必要としている応募書類の書き方を知ることができません。そこで、今回はモノづくり企業に特化した採用支援を行っている中で、筆者が普段各企業から聞いていること、感じていることを基に、技術者(※補足)に特化した応募書類についてのお話をさせていただきたいと思います。
「技術者」と一言でいうとIT系のエンジニアも入ってきますが、ここでは以下の職種に限定したお話になります。
機械設計、デジタル回路設計、アナログ回路設計、電気制御設計(PLC制御、ハード)、組み込みソフトウェア開発、各種IC設計、生産技術
キャリア採用、中途採用の応募書類といえば、「履歴書」と「職務経歴書」です。
その履歴書と職務経歴書ですが、技術者の皆さんはどのような目的で作成されていますでしょうか。
企業へ応募するために必要だから?
自分をPRするためのプレゼン資料?
もちろん企業へ応募するために必要ですし、自分をPRするものであることは間違いありません。ただ、それ以外に応募書類作成には、
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