CADは“Cognitive Augmented Design”へ
「3DEXPERIENCE CATIA」とは何か? ダッソー・システムズが解説(3/3 ページ)
3DEXPERIENCE CATIAがもたらす価値(エンジニアリング)
そして、エンジニアリングに関しては、「トポロジー最適化(位相最適化)」を使ったデザイン生成機能「ファンクションドリブン・ジェネレーティブデザイン」を搭載する。従来も軽量化を目的に、トポロジー最適化による設計アプローチがとられるケースもあったが、最適化して、生成されたメッシュデータを参考にモデリングをし直し、性能的に問題がないかどうか解析するといったプロセスを、別々のツールを用いて行う必要があった。
3DEXPERIENCE CATIAのファンクションドリブン・ジェネレーティブデザイン機能はこうした手間を軽減するもので、同一環境上で形状の最適化から性能解析までシームレスに行える。それを支えているのが、SIMULIAの最適化ツール「Tosca」、CATIAのモデリング機能、SIMULIAのCAEツール「Abaqus」などのダッソー・システムズが有する技術(エンジン)群であり、これらを同一環境上で簡単に実行できる点が他にない大きな強みだという。
トポロジー最適化を用いた軽量化などは、多品種少量生産を前提に、アディティブマニュファクチャリング(3Dプリンタ)と一緒に語られることが多いが、3DEXPERIENCE CATIAのファンクションドリブン・ジェネレーティブデザイン機能では、抜き方向などの条件をあらかじめ与えることで、鋳造や切削といった従来の量産方式に適した形状を導き出すこともできる。
他社も含め、あらゆるCAD資産を有効活用できる「POWER'BY戦略」
また、既存のCAD資産を3DEXPERIENCEプラットフォームにつなげ、その価値を提供する「POWER'BY戦略」を展開する。これは、CATIAや「SOLIDWORKS」のCADデータだけではなく、将来的に「Creo」「NX」「Solid Edge」「Inventor」といった他社CADも視野に入れた戦略である。
例えば、CATIA V5のCADデータに最新のレンダリングを施したい場合、3DEXPERIENCEプラットフォームからCATIA V5のデータにアクセスすることで、変換やコピーなしに高精細なレンダリングをCATIA V5のCADデータに適用できる。さらに将来的には、Creoなどの他社CAD資産であっても、3DEXPERIENCEプラットフォームを介してSIMULIAで解析を行うことも可能になるという。
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