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EEPROMの約1000万倍の書き換え回数を実現する4MビットFRAM「MB85RS4MT」富士通セミコンダクター

富士通セミコンダクターは、シリアルインタフェースのFRAMファミリーで最大メモリ容量である4Mビット品「MB85RS4MT」を開発し、2018年9月から量産品の提供を開始する。

» 2018年09月13日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]
「MB85RS4MT」のパッケージ 「MB85RS4MT」のパッケージ[8ピンSOP](出典:富士通セミコンダクター)

 富士通セミコンダクターは2018年9月4日、シリアルインタフェースのFRAM(Ferroelectric Random Access Memory)ファミリーで最大メモリ容量である4Mビット品「MB85RS4MT」を開発し、同月から量産品の提供を開始すると発表した。

 エッジコンピューティングの拡大、センサー情報のデータ量の増大といった環境変化を背景に、既存のEEPROMを使用しているユーザーから「書き換え回数を増やしたい」「書き換え時間を短くしたい」「メモリ容量を増やしたい」といった要望が寄せられており、それに応えるかたちでMB85RS4MTが開発された。

書き換え回数が設計のボトルネックになることはない

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