エレクトロニクス/組み込み業界の動向をウオッチする連載。今回は、スパコンTOP500にIntelのAuroraがランクインするもFrontierの王者は揺るがなかった理由と、エコスシステムが広がるRISC-V陣営へSynopsysが加わった件について考察する。
2023年11月の最大の話題は、恐らくOpenAIを巡る騒動だろう。一連の経緯は鈴木淳也氏のこちらの記事を読んでいただくのが早いかと思う。この記事の後もさらに事態は動き、結局Sam Altman氏はOpenAIのCEOに復帰しているというあたりは西田宗千佳氏のこちらの記事をお読みいただければよいかと思う。この一連の動きを今さら解説しても仕方がないし、そもそもOpenAIの元の取締役会がどういう理由でSam Altman氏解任に走ったかがいまだに不明な状況では説明のしようがない、というあたりもある。そんなわけでこの話をスルーすると、11月はあまり大きな動きは無かったとしてよいかと思う。ということで小ネタをいくつか。
2023年11月13日、全世界のスーパーコンピュータの性能ランキングを示すTOP500が更新され、ここにやっとIntelのAuroraがランクインする事になった。ただ、ランキングは2位を獲得したものの、いろいろ素直に喜べない内容になっている。
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