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» 2018年04月05日 09時00分 公開

設計者CAEは普通の解析と何が違う?(5):“場当たり的なCAE”をなくすための理想的なアプローチについて考える (1/2)

「設計者CAE」という言葉が設計現場で聞かれるようになって久しいですが、3D CAD推進とともにきちんと設計者CAEに取り組んでいる企業もあれば、まだ途上あるいは全く着手していないという企業もあるかと思います。連載第5回では、求めたいことが不明瞭なまま、取りあえず解析依頼をしてくるケースに着目。場当たり的なCAEを減らすためのアプローチについて、筆者の考えを述べます。

[土橋美博/飯沼ゲージ製作所,TechFactory]

 前回は、「SOLIDWORKS WORLD 2018」で実感することができた“設計者CAE”の可能性について触れました。これらは既に実現可能なものばかりですが、設計者CAEの推進者たるもの、まずは足元を見つめ、設計者CAE運用の土台をしっかりと固めていく必要があります。

 前々回「モデルの比較検証を『設計者CAE』の中心に、最も効果的な運用方法を考える」では、CAEの運用率が上がってくると、さまざまな解析依頼を受けるようになり、中には“求めたいことが明確ではない状態”で“取りあえず依頼”してくるケースもあるというお話をしました。実際、現在の筆者の解析現場においても、同じようなことが起こっています。

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 なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。その理由について、筆者は以下のように考えています。

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