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» 2017年10月18日 15時00分 公開

日立製作所 Lumada:IoT基盤のアーキテクチャを体系化し、ソフトウェア群をV2.0として提供

日立製作所と米Hitachi Vantaraは、IoTプラットフォーム「Lumada」のアーキテクチャを体系化し、それに基づくソフトウェア群をV2.0として提供すると発表した。

[提供:MONOist編集部,TechFactory]

 日立製作所(日立)と米Hitachi Vantaraは2017年9月、IoT(モノのインターネット)プラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」のアーキテクチャを体系化し、それに基づくソフトウェア群をV2.0として提供すると発表した。日本国内では今後、同ソフトウェア群と現在提供している各種サービスメニューを組み合わせて、Lumadaのソリューションを強化する計画だ。


 Lumadaは、IoT関連ソリューションの開発やカスタマイズのためのプラットフォームだ。今回のV2.0では、日立独自のアセットアバター(アセットのデジタルツイン)を導入。アセットアバターは、デジタル上に企業や工場の設備資産(アセット)を再現し、継続的な測定データに基づいて資産の状態・性能に関する知見を提供する。また、IoTソリューションの構成・導入を容易にするツールと機能も提供する。

 さらに今回、LumadaアーキテクチャをEdge(エッジ)、Core(コア)、Analytics(アナリティクス)、Studio(スタジオ)、Foundry(ファウンドリー)の5つの主要なレイヤーにアップデートした。

 Edgeでは、生成データをアセットから取り込み、変換・分析する。Coreでは、アセットの登録や識別、アクセス管理機能を提供し、アセットアバターの生成を簡素化する。Analyticsでは、分析、機械学習、人工知能などによりパターンを抽出。Studioでは、ダッシュボードアプリケーションの作成を簡素化し、Foundryで導入を容易にする基盤サービスやセキュリティ、マイクロサービス、サポート機能を提供する。

 日立は、2016年5月にLumadaを市場投入して以来、自社工場に加えて顧客との連携によってその強化・最適化に取り組んでいる。例えばダイセルとは、Lumadaを活用した画像解析システムを開発。製造現場での作業員の逸脱動作やライン設備の動作不具合などの予兆を検出し、製品工程ごとの良品率を改善した。これらの取り組みの成果に基づき、今回、Lumadaのアーキテクチャを強化。Lumadaを活用することで、企業や工場のアセットの管理を簡素化し、IoT導入への時間を短縮できるとしている。


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